自動課金等の対策
2017-11-16「自動課金」という凶悪な手口は 「出会い系」の業界でよくあるそうですが、自動的にポイントを購入させられる手口は 「競馬業界」にもあります。 競馬詐欺サイトでありがちなのは「完全無料」という文字は 非常に目につく場所に記載されているのに対し、肝心のサイト利用規約は何階層も下のページに 分かりにくく書かれていることが多く、よ~く調べないと、重要なことは見逃すよう意図的に 作られてるケースがあります。 例えば退会の手続き後に届くメールに 「利用規約に記載されてある金額を支払わないと退会できない」 といった案内や、更に支払い期限迄に入金を確認できない 場合には「例えば1日あたり○○円の延滞金 と事務手数料も加算される」といった極悪非道な恐怖な内容のメールが 一方的に送られてくる場合もあります。 ただ、ここ最近は競馬予想の運営社もアホじゃないし、それなりのシステム構築して折角何百万も かけてサイトを作ってわざわざ自滅する必要もないので、ある日突然迷惑メール が届きはじめるような、サイトも実在しないようなあからさまに怪しいとこで無い限り、 ここまで悪質なのは無いと思います。 ただ、もしもこのような「詐欺サイト」に遭遇しても 慌てないでください。 身に覚えの無い請求があっても、絶対に苦情、質問や確認メールでの返信、 請求画面を表示させるという、メール内にある受信拒否手続き等のURLのクリックは厳禁です。 それでも、もしも誤ってクリックしてしまったり、詐欺会社からの不当な請求があったとしても、 冷静に考えれば分かると思いますがが、貴方に支払う義務はありません。 クレジットで購入にしても、振込みで支払いにしても、本人の了承を得ないで請求すると 不当請求にあたります。 「無料」と表示されたサイトを利用した場合には、その登録料や利用料を支払う根拠はありません。 利用料金等は、サイト運営者と利用者との「有償利用契約」によって発生するものであり、 「無料と思って」利用したのですから、「有償利用契約」が成立しているとはいえないのです。 アクセスしただけでは、利用料等が発生することはなく、請求者に対しては「無料と認識していた」 と告げて、支払いを拒絶することができるのです。 つまり、「無料サイト」を普通に使っていて突然課金されることはまずないのです。 しかし、全てのケースに当てはめる事はできませんので被害に合われた方は やはり消費者生活センターへ相談 するのが一番良いでしょう。 -消費者生活センター→消費者保護を 目的とした都道府県・市町村(特別区を含む)の行政機関。 電話相談をする前には、必ず被害にあっているサイト名(ドメイン)、スパム等が送られてくるアドレスや、 HPに記載されている住所等わかる範囲の情報を出来るだけ集め、提示できるようにしておいて下さい。 サイトがある日突然消滅して、請求だけ来る場合もありますので、必ずキャプチャー(PCだとCtrl+Print Scrn) を撮ってとこかに画像を貼りつけて保存したり、携帯などで写真を撮っておくと良いでしょう。 尚、発送元が支払督促などの裁判所関係の書類は、一般消費者にとって馴染みがないため、 送付された書類の真偽を即座に判別することは難しく、不安に感じて対応してしまうことも ありますが、その場合は無視はせずに速やかに 消費者生活センター に相談して下さい。